試行錯誤の異世界放浪記 小説家になろう おすすめ小説 

 

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試行錯誤の異世界旅行記です!

試行錯誤の異世界旅行記

ある日、大学生の御厨玲は異世界の神の不注意で死にかけてしまう。
原因である神は肉体を治療する間、代理の体を使って自分の管理する世界を旅してみないかと誘い、御厨玲はレイとして旅立つことになった。
ところが、その世界はモンスターが蔓延る危険地帯。代理の若々しい体はレベル1。もちろん、ステータスもオール1に素手という貧弱状態でスライムに負けて喰われてしまうほど。
光明となるはずの《トライ&エラー》という【死に戻り】の力は使えば使うほど、因果を重ねて更なる災いを引き寄せるという欠陥品。
文字通り自分を削りながら何度もやり直しを繰り返し、レイは仲間と共に生き残る為に己の死を積み上げて未来を目指す。

設定が中二心をくすぐります。

死に戻りと言うと、Re:ゼロから始める異世界生活』のパクリなんて評価もあるかもしれませんが、ストーリーも世界観も全然違いますし、

これはこれで、しっかりと読める作品だと思います。

タイトルがちょっと弱めかな!?

登場人物がグループ分けされていてそれぞれに称号みたいな二つ名が付くのが良いですね(‘-‘*)

ちょっとメモがてらまとめてみたいと思います。

※ネタバレあります

『招かれた者』

エルドラドを訪れた異世界人たちの総称。特徴としてはこの世界に来る際に、何らかの特殊な力、特殊ユニーク技能スキルを持っている

『英雄』イーフェ

エルフ族。故人。

命を賭けて守ろうとした故郷を蹂躙され、死後の魂すらも束縛された『英雄』

黄龍を倒そうとするも、他者の魔力や生命力を吸収する『魂吸い』の前に敗北。死後は他のエルフや人、モンスターと共に黄龍に囚われてしまった。

精霊剣バルムンクを黄龍の心臓真上の地点に突き刺すも、五龍によって黄龍が砂へと分解される際に剣自体も砂へと変質した。

幸い、剣に込めた生命力は千年近い時間が経過しても減少することなく保持されていた。

黄龍の死亡によって魂が解放される間際、自らの責務を引き継いだ不肖の弟子と再会し、今度こそ御霊へと昇る。

御厨玲

『冒険王』エイリーク・レマノフ

日本人としての名前は安城琢磨。享年89歳。

幼少期から、自分が生きている世界に対しての感覚が希薄で、どうしようもない苛立ちを抱えていた。

生きているのに、生きている事の楽しさはおろか、辛さも苦しさも悲しみすらも感じ取れない自分。

そんな彼が心惹かれたのは、この世ならざる世界の冒険譚だった。

本来なら、月日が経つにつれて矯正されていくはずだった歪な精神は、純粋な夢を抱き続ける事で歪な状態を保ち、それを13神が一柱、アネモイに拾い上げられることになる。

ギルドを設立。更に統一文字、統一貨幣、統一規格を生み出す。

その上、トランプや日本における定番のカードゲームをエルドラドに普及させた。

『魔道士』オルタナ

人間族。8歳。死ぬことで人になれた存在。

癖のある金髪に、屈託のない笑みを浮かべる誰からも愛されやすい子供。

年齢にそぐわない観察眼と知能を有しており、一週目のエルドラドにすら存在していなかった魔法体系を独力で誕生させる天才。

転生する前はエイリークと名付けられた■■■■。本来なら魂など存在しないはずが、死を獲得する事で魂が成立。

それを見つけたテミスによってエルドラドに転生された

科学者』ノーザン・オルストラ

人間種。故人。

冒険王が活躍した時代に彗星のように現れた天才。

出来たばかりのギルドに身を寄せ、運び込まれていた魔石を活用した魔法工学の分野を切り開き、一代で完成させた。

自らを科学者と呼び、エルドラドに存在していなった技術や知識を齎した事から異世界人だと知られている。

生活を豊かにする道具を作る一方で、大量破壊兵器を生産。戦争を引き起こした。

その結果を悔やみ、魔法工学の兵器に対するカウンター兵器『機械乙女ドーター』を製造した。

『賢者』ウィルヘルミナ

人間種。故人。

歴史に名を残すよりも種をまくことを選びし才女。

極平凡な一般家庭に転生し、普通に成長し、当時魔法工学による好景気の兆しが見えたギルドに就職。

そこで職場恋愛を経て結婚。義父となったギルドの支部長、ジョージアからの信頼も篤く、自らが提唱した学び舎建設に関するプロジェクトの陣頭指揮を任される。

子供を育てながら、冒険者への指導とカリキュラムの作成、更には生前に学んだ統計学などを駆使してギルド衰退の危機を回避。念願だった学術都市への建設へと着手した。

ギルド内では『冒険王』エイリーク、『科学者』ノーザンに並ぶ存在とされている。

生前は発展途上国や後進国において学校教育を設立、運営のアドバンスをする国際機関に在籍。知識は生涯に渡って戦える武器だと世界に訴えかけて来た。

その功績を気に入った水を司る神オケアニスに選ばれた。

『勇者』ジグムント

異世界アースガルスからやって来た人物。

かつて、止む事の無い戦乱を鎮めるためにこの大陸に現れた存在。

生ある時から正義の為に剣を振るい、人々に光と安寧をもたらす為に戦い抜いた救世主。

本来なら安らかな眠りにつくはずだった死後すら、人々を守る為にと体を弄りまわされた。

死して尚も、国を守るようにと改造を施されたジグムント。

その改造の一端に使われた技術は、旧『七帝』の一つ『墜ちた精霊』スパンダルマドとその庇護を得ていたエルフ族。

ジグムントの体は脳の中にすらエルフが生み出した特殊な魔法言語ヒエログリフや魔法陣が仕込まれ、帝室の血を持つ者の命令に従い行動する。旧『七帝』の技術は凄まじく、見た目と知性以外は死後も生前と変わらない。

能力値アビリティも、戦技も、そして特殊ユニーク技能スキルも当然のように扱える。

『聖騎士』イカロス・イムソムニア

人間種。享年二十五歳。

脈々と受け継がれる希望の為に始まりの火種となった男。

取り立てて特徴なども無い、至って平凡な青年だったが、政治的な理由と親の影響力から『聖騎士』になる。

他者に強制的に引き継がれる《ロード・トゥ・ヘヴン》の始まり。彼の死後、この特殊ユニーク技能スキルを保持した者が『聖騎士』の称号を得る事になる。

生前はとある宗教団体において、先代指導者の生まれ変わりとして崇められる。その後、過激な活動により摘発され獄中死するも、その間も信仰を捨てることなく抱き続ける。

それを生を司るヘメラに見いだされ『招かれた者』となる。なお、転生前の彼が本当に先代指導者の生まれ変わりかどうかは謎のままだ。

『魔王』フィーニス・マールム

魔人種。年齢不明。LV不明(現在弱体化中)。

病的なまでに白い肌に白髪という魔人種らしからぬ出で立ち。だけど、魔人特有の禍々しき光彩を放つ金色の瞳は存在する。

世界を滅ぼす肥大化した魂を持つ、『七帝』の一体にして、世界救済を託された13人の『招かれた者』の一人。

見た目はレイと同じぐらいの年の頃だが、その内に秘めし狂気は計り知れない。

『人龍戦争』と『人魔戦役』の頃、魔人種全体の王として戦争に参加。同じ七帝と時に味方として、時に敵として戦っている。

娘は元六将軍第三席カタリナ。孫娘は《ミクリヤ》所属のシアラ

『殺人鬼』

人魔戦役の時に六将軍第二席ゲオルギウスと殺し合った。

『緋星』レイ

主人公。日本人としての名前は御厨玲。20歳。

黒髪の中肉中背の地方大学の学生。日本で起きた交通事故のせいで異世界に飛ばされる。

レイとしての年齢は15歳まで戻され見た目も幼くなっている。

死ねない特殊ユニーク技能スキルを持つ。

本人はしばらく海外旅行をする程度の気持ちで世界を見て回るつもり。

13柛

 エルドラドは一度滅び、時間を巻き戻してやり直している最中。

 二週目のエルドラドを始める際、13神は肥大化した魂を持つ者達を『七帝』と名付け、彼らの排除を決めた。

 同時に、一つの遊戯を開始した。

 13神それぞれが、世界が崩壊する前に一人だけ、これはと見込んだ魂を送り込み世界を救済出来たら、その者を送り込んだ神を主神として扱う、と。

『七帝』の最後の一体、『正体不明アンノウン』が目覚める事は歴史の流れ上、絶対に起きてしまう。それまでに『七帝』の内、残った六体の排除が必須。

13神の目論見通り、一週目のエルドラドを滅ぼした旧『七帝』は排除できたが、その代り新しい『七帝』が誕生してしまった。

13神が招いた人物

時を司る神 クロノス      『緋星』レイ

魂を司る神 サートゥルヌス    不明

光を司る神 ヘリオス       不明

炎を司る神 プロメテウス    『英雄』イーフェ

水を司る神 オケアニス     『賢者』ウィルヘルミナ

風を司る神 アネモイ      『冒険王』エイリーク

土を司る神 レアー       『勇者』ジグムント

闇を司る神 エレボス/ニュクス  『魔王』フィーニス

生を司る神 ヘメラ       『聖騎士』イカロス

死を司る神 タナトス       不明

人を司る神 テミス       『魔道士』オルタナ

獣を司る神 パーン        不明

魔を司る神 エリス        不明

『七帝』

世界を滅ぼす肥大化した魂を持つ。

『龍王』『勇者』『魔王』『守護者』『機械乙女ドーター』『魔術師』『正体不明アンノウン

存在するだけで、二週目のエルドラドを滅ぼす脅威。

旧『七帝』の穴を埋めるかのようにエルドラドに現れた。

『守護者』サファ

 人間種のエルフ族。年齢不明。LV不明。

 枯れ木のような細い体に、氷を削りだしたかのような透き通った肌。エルフ特有の緑色の長髪に長耳を有す。

 世界を滅ぼす肥大化した魂を持つ、『七帝』の一体。

 エルフという種族を守る為に、手を汚すことに躊躇いはない。唯一、彼がエルフ以外の為に戦ったのは冒険王と旅をした時だけ。

 千年間、斬るという動作を極限まで高めていった結果、空間や寿命などの形無きものすら斬れるようになった規格外。

 師匠は『招かれた者』の一人、イーフェ。

機械乙女ドーター』ポラリス・オルストラ

魔法工学の兵器。『科学者』が生み出した最高傑作しっぱいさく。約900歳(建造されてからの年数)。

人が神の領域に到達しようとして、失敗した怪物。

『科学者』ノーザン・オルストラが『七帝』の持つ肥大化した魂を収集するための容器として作成。

実験には成功したが、ノーザンの目的とはかけ離れた結果となり

基本的には兵器の波長を感知するまではスリープモードだが、情報収集・分析用の人工知能が起動状態のため、世界の情勢や要注意人物の情報を把握している。

無慈悲な破壊の権化と思われているが、話せば意思の疎通はできる。できるが、相手の事を慮る感情が欠落しているため、躊躇う事なく破壊する。

『龍王』黒龍

古代種の六龍。

無神時代の神になろうとしており、不完全ながら権能を宿し、神としての格を持ちつつある。

救済のための破壊を正しい行為だと頭から信じ込んでおり、それ以外の道は無いと思い込んでいるため言葉では止まらない。

白龍が消滅する前までは、六龍として責任ある行動を取っていただけに、黒龍の変貌は誰にとっても予想外だった。

『魔術師』オルタナ『精霊の養い児』

人間族? 謎多き魔法使い。30代中盤。

『魔道士』オルタナには「父さん」と呼ばれていた。

艶を失った金髪に引き締まった鋼鉄のような肉体。西部劇に出てきそうな服装をした異色の魔法使い。

世界を構成する極小の粒に直接働きかけ、魔法のように現象を操る。

人の身から精霊に階級を飛び越えようとした成れの果て。

人という枠組みから外れ、そして精霊に為れなかった。理から外れ、世界にこびり付いた染みのような存在。

人の形をとった現象故に死なない。

1週目のエルドラドでは「エイリーク」と呼ばれていた。

『勇者』ジグムント

『招かれた者』参照

『魔王』フィーニス・マールム

『招かれた者』参照

正体不明アンノウン

一週目のエルドラドに止めを刺した存在。

13神すら正体を知らず、唯一分かっているのは二週目のエルドラドでも目覚めるだろうという事だけ。

旧『七帝』

『アルトヴィヒシ』『スパンダルマド』『フシャスラ』

『アマレタ』『ウオフマナフ』『ハウルヴァタット』

 一週目のエルドラドを滅ぼした『七帝』の内の六体。

 時が巻き戻った1300年前の時点ですでに存在していた。

 しかし、レイを除く12人の『招かれた者』たちによって、直接、あるいは間接的に倒されている。

『道標』アマレタ

エルフの大移動時にサファが討滅。

『洞ノ王』フシャスラ

『冒険王』の旅路におけるとして描かれたアンドリュー・モーガン。

彼が地の底で契約した存在。

神々が地下深くに伸びる寺院を作って数百年括りつけていた。

『冒険王』エイリークのパーティーが討滅するも、その魄は大地を巡り、モンスターとして具現した。

『科学者』ノーザンはフシャスラの魄を宿したモンスターを回収し、魄を『機械乙女ドーター』に移植した。

『哲学者』アルトヴィヒシ

機械乙女ドーター』により討滅?

アルトヴィヒシの魄も、大地を巡りモンスターとなった末に、『龍王』黒龍によって討滅された。

スパンダルマド、ウオフマナフ、ハウルヴァタット

西方大陸を支配してた旧七帝の三体。

『堕ちた精霊』、『人とモンスターの雑種ハーフ異世界の元神

『勇者』によって滅ぼされた。

六将軍

『魔王』フィーニス率いる魔人種の将軍。

『エラスムス』

六将軍第一席。『三賢者』の一人、探究の賢者。

六将軍の地位から退き『魔王』の元を去った。

『ゲオルギウス』

魔人種。六将軍第二席。500歳前後。推定LV600オーバー。

魂を焦がすような戦いを求める戦闘狂。

主命達成の為に帝国の将軍、ディオクレティアの名を騙りデゼルト国に侵入。

先に南方大陸入りしていたジャイルズらと共に黄龍の封印を破壊していた。本来の計画ならば、帝国、魔人双方の協力によってデゼルト国王になったアフサルを暗殺。

頭を失い混乱するデゼルト国に、最後の封印が破壊されて復活した黄龍を引き寄せ壊滅へと導き、それを撃破するはずだった。

ところがレイの登場により神前決闘の場にその時ずり出されてしまったが、これはこれで面白いと本人は乗り気だった。

ネーデにおける出会いから数か月。どれだけ成長したのかを確かめようとするも、手ひどい反撃に遭い、三つあった心臓を全て失う羽目に。

どうにか黄龍の封印だけは破壊し、クリストフォロスの余計な手出しによって命を繋ぎとめる事になる。

フィーニスから分け与えられた力は自己改造と同化。他者の肉体を自己の物へと取りこみ、更には自在に改造が出来る。

心臓を三つ保持したり、両肩にそれぞれ口があるのはその結果。

『カタリナ・マールム』

魔人種。元六将軍第三席。四百五十歳程度。推定LV不明。

知性と狂気を併せ持つマッドサイエンティストにして、純粋と呼べる家族愛を持つ女性。

シアラの母にして、フィーニスの娘。そのため魔人種内での地位は高いはずなのだが、夫に人間種を選び、更には父親の悲願を阻むといった行動を繰り返す。

魔人種から蛇蝎の如く嫌われておきながら、学術都市において研究所を構え、博士として幾つもの研究はっぴょをするという大胆な行動を取る。

目の色を変える眼鏡と髪の色を変化させて変装しており、都市での偽名は『ナタリカ』。

あまりにも安直な偽名のため、彼女の正体に感づいても、あまりの堂々とした姿に思い違いかと周りは納得してしまう。

エレオノールやジョゼフィーヌを姉妹と呼ぶ、『正体不明アンノウンの娘』の一人で、おとうさまの計画における薬物・魔法技術の開発を専門に行っている。

なのだが、他の姉妹に隠れてレイの魂を研究したり、姉妹の持つ情報網を潰したりと暗躍をする。

その真意は、彼女が持つもう一つの家族へと向けられており……。

『クリストフォロス』

魔人種。六将軍第四席。500歳前後。推定LV400オーバー。

怜悧な相貌の奥に秘めた頭脳は世界を破壊する企てを生みだす策謀家。

デゼルト国動乱における、魔王軍側の黒幕。

本来の狙いとしては、黄龍を復活させ、デゼルト国を生贄にこれを撃破。黒龍の封印を解くのと同時に、人間世界内で帝国を孤立させ緊張状態、あるいは戦争状態へと突入させ、疲弊させるつもりだった。

『ジャイルズ』

魔人種。六将軍第五席。460歳前後。推定LV350オーバー。

勝利する為に躊躇わずに死線へ飛び込む狂戦士。

全身の傷は、かつて自分が戦い、その多くを殺した相手から受け取った贈り物だと嘯く創傷愛好家。

一方で、その傷から、かつての戦士の武器や戦技を再現する特殊ユニーク技能スキルを持つため、あながち間違っていない。

そのためか、相手の全力を誘うために、言葉で煽るので口数が多いと言われている。

最も、その実力は非常に高く、六将軍内での戦闘能力はゲオルギウスに次いで二番目。

人魔戦役では『聖騎士』のパーティーメンバーをその手に掛けている。

『ディオニュシウス』

人造モンスター → 魔人。六将軍第六席。三百歳程度。LV318。

神の領域に手を伸ばそうとした、中途の産物。

元六将軍が一人、カタリナ主導によって行われた生命の創造における研究から枝分かれした研究結果。

人龍戦役中盤になると、魔人種は戦力だけでなく、その血に宿る力。魔道具作りの専門家として期待され、応える形で多くの魔道具を生みだしてきた。

その際に、必要となる素材を自前で用意する関係で人造モンスターが利用された。ディオニュシウスも、その内の一体だった。

だが、偶然にも自我が芽生え、死への恐怖から生の渇望を糧とし、生殺与奪を握る上位者への憎悪が花開く。標的としたカタリナには一蹴されるも、その変質を喜ばしいと感じた彼女の推薦を経て魔人と為った。

体のベースがスライム系のため、決まった形を持たず、鎧は正体を隠すためと人の形を保つための入れ物だった。

また変身能力を有しているが、それは自分の正体を明かす事になるため軽々に使う事は出来ず、そのために鎧を魔道具化する事で戦いの幅を広げていた。

ゲオルギウスが帝国の将軍として活動中に使用していた鎧は、彼のコレクションでもある。

正体不明アンノウンの娘

『ジョゼフィーヌ・ヴィーランド』

 人間族。シュウ王国先王妃。30歳。

 豊満な肉体に溢れんばかりの色香を振りまく女帝。

 戦闘力は皆無ではあるが、帝国王族という後ろ盾とシュウ王国最大歓楽街ウージアを押さえている事もあり各国、各方面への影響力が強い。

 他者が抗えない快楽と絶望に押しつぶされる姿を見るのを娯楽と宣う悪人。

『エレオノール』

 人間族。魂が腐り堕ちた道化師。14歳。LV87。

 目元を塗りつぶすかのような火傷を負った少女。

 自らの神経を培養した糸を自由自在に扱う。使用方法は多岐に渡り、糸としては勿論の事、周囲の情報収集や編み込んで盾や壁、鋭い刃をもつ鎌やさらには糸を相手の中枢神経にまで突き刺し操る事も可能。

 アクアウルプスにて《アニマ・フォール》をばら撒いた張本人。元となった《アニマ》を作った『魔導師』にあやかり自分を二代目『魔導師』と名乗る。

 人を絶望のどん底へと叩き落とし、そこから這い上がって来る時の足掻く姿を愉しむ性癖を持つ。そのため、どれだけ叩き潰されても立ち上がろうとするレイの事は、邪魔はされたが非常に気に入っている。

『フランチェスカ・ブルクアイ』

人間種。第百十三代法王。十歳前後。

神々しい気配を纏い何もかもを塗りつぶす聖なる光。

先代法王が養育していた孤児の一人でありながら、彼の死の間際において法王に指名される。

本来なら黙殺されるべき遺言なのだが、政治的闘争の結果彼女が一人勝ち残る形となり、同時に彼女の持つ力が有用であり貴重であると認められ法王となった。

『カタリナ・マールム』

六将軍参照

『コカブ』

スターダストシリーズ壱号機、個体識別名コカブ

古代種の六龍

本来、古代種の六龍は大地を流れる魔力を大量に消費し、世界のバランスを正常に保つ役割があった。

一カ所に魔力が溜まってしまえば、その付近にある迷宮に魔力が集中してしまいモンスターが大量に生まれ、スタンビートが発生してしまう。

世界のバランスを守るために、古代種の六龍たちは各大陸を周り安定させていた。

ところが、無神時代が始まってしまい古代種の六龍を取り巻く状況が変わってしまった。

それまであった神々の恩寵や存在を感じられなくなった人々が、心の拠り所として六龍を求めようとしたのだ。

人間に関わるのを良しとしない六龍は、人々から隠れた。

『白龍』

六龍に代わって世界のバランスを保つために自らをモデルとして竜を生み出した。

しかし人が竜を攻撃しはじめた為、白龍と複数の王たちによる会議が招集された。

竜による被害を止め、人と竜が共に暮らせる世界を作ろうというのが目的だった。

ところが、予想もしない事態が起きてしまう。

会議に参加した白龍が死んだのだ。

『黒龍』

『七帝』参照

『黄龍』

正体不明アンノウンの娘(エレオノール)の手によりエルフとの戦争に投入された。

エルフの国を滅ぼした犯人。

砂漠に封印されるも六将軍によって封印を解かれ、「ミクリヤ」によって討伐される

『赤龍』

 古代種の龍。司るは火。

 本来の役目は世界を管理する13神と世界を支える精霊たちの仲立ちをするのだが、無神時代突入して以降、引きこもり生活を満喫していた。

 肉体を持った精霊と呼ばれるほど、高い魔力を有しており、鱗一枚、肉体一欠けら、血の一滴までが伝説級の素材。もっとも、赤龍の体を狙って挑もうとする愚かな存在は大概が殺されている。

 また、死亡しても幾らかの時をおいて復活する。過去にも数回死亡しており、これが初めてでは無い。

『コウエン』

元赤龍。六龍から精神体となりモンスターに転生した者。年齢不明(見た目は10歳前後の幼女)。レベル測定不能

赤龍の魂と記憶を引き継ぐ存在だったが、レイの自我崩壊を食い止めるために自らを犠牲にした。

本来なら大地に戻るはずだった魂は、レイとのパーティー契約をしているエトネを経由してキマイラスライムに宿る。

見た目はレイの精神世界に顕現していたときと同じだが、本来の姿は赤色のスライム。

ディオニュシウスが取りこんでいた数百種類のモンスターの情報を蓄積しており、体の一部、または全身を使って変身できる。

強いモンスターに変身しようとすると、エネルギーを多く消費するため長時間の戦闘には向いていない。モンスターになった事で、主食は魔石となった。

『青龍』『緑龍』

六将軍によって討伐される。