Logicool MX Master 2Sレビュー

仕様: 

  • 高さ x 幅 x 奥行き: 126.0mm × 85.7mm × 48.4mm
  • 重量: 145g
  • センサー方式 : 不可視レーザー
  • 解像度dpi : 200dpi ~ 4,000dpi, 50dpi刻みで設定可能(初期値 1,000dpi)
  • 総ボタン数 (チルト機能含む) : 7
  • 使用電池 : 内蔵充電式リチウムポリマー電池
  • 電池寿命 : 最大70日
  • 操作距離 : 約10m
  • 無線方式 : アドバンス2.4GHzテクノロジー(Unifying対応)、Bluetooth
  • 特殊機能 : Easy-Switch最大3台のパソコンなどの対応デバイスにペアリングし、簡単に切り替え可能 Darkfield 高精度トラキング ガラス面を含めたあらゆる表面上を、最高4,000DPI**でトラキング

長年愛用していたLogicool Performance Mouse M950の調子が悪くなってきました。

左側のクリックボタンの効きが悪くなってきたのです。

1番酷使するボタンなので壊れてもおかしくない時期。

また同じM950でも、復刻版のM950tが出ているので良いかと思うのですが、せっかくなのでLogicoolの最新マウス

MX Master 2Sを購入することにしました。

MX Master2のデザイン、ボタン

サイズとしては大きい部類のマウスになります。

エルゴノミクスマウスということで、人間工学に基づいたデザインにより、大小を問わずあらゆるサイズの手に非常に快適に使用できますが、

残念ながら左手の使用には対応していません。

快適な持ち心地と、さわり心地、そして適度な重量(145g)で滑らかなマウスの操作が可能です。

親指と小指のグリップ部分は質感の有るラバー仕上げが施されていて、グリップ感が向上しています。

その周りは金属銀のトリムで囲まれていて高級感があり、引き締まったデザインとなっています。

従来の左、右、中央のボタンとは別に、ユニットにはいくつかの追加機能があります。

水平にスクロールするためのスクロールホイールが左側にあり、その後ろに戻るボタンと進むボタンがあります。

中央のボタン/ホイールの後ろにモードシフトボタンがあります。

最後に、非表示のジェスチャボタンがあります。

このボタンは、ゴム製の親指置きを押すことでアクティブにできます。

ジェスチャボタンや、各ボタンの機能割り振りはLogitech Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできます。

このユニットでは、選択ボタンを使用して3つの異なるデバイスを切り替えることができ、LEDインジケータが底面にあります。

また、電源オン/オフボタンも底部に取り付けられています。

MXと違って、ユニット底部には2つの大きなスリットをが入っています。

つまり、2Sには3つの接触領域があり、2つの外側の接触面と、LED、ボタン、センサーを収容する中央スリットがあり、その上端と下端に2つの接触面があります。

底部の表面積の減少は、動作中の摩擦と抗力が減少し、使用中の精度が向上することを意味します。

機能、パフォーマンス、バッテリー寿命

2SにはLogitechのDarkfield Laserテクノロジーが搭載されています。

これにより、2Sは高光沢または透明な表面でも良好に機能し、ガラス面を含めたほとんどすべての表面でトラッキングきるようになります。

最大感度も4,000dpiで設計されています。

MX Master 2SではLogicool Flowの効果を利用して、1つのマウスで3台のパソコンをシームレスにコントロールし、パソコン間でコピー&貼り付けすることができます。

カーソルを1つのコンピューターの端から離すと、次のコンピューターでカーソルを拾うことができます。

つまり、3つのデバイスをシームレスに切り替えることができ、いちいち接続ボタンを押す必要はありません。

マウスを使用して同じ3台のコンピューター間でファイルやテキストをコピーして貼り付けることが可能となります。

マウスのセットアップに成功すると、不具合はほとんどありませんでした。

スクロールホイールのモードを切り替えるオプションがありますが、

ユニットにはアダプティブスイッチも含まれており、ホイールを速くフリックすると無限スクロールを実行できます。

2Sのもう1つの優れた機能は、バッテリーの寿命が非常に長いことです。

連続使用の場合、1回の充電で最大70日間のバッテリ寿命があります。

ユニットが長期間使用されていない場合、ユニットはスリープモードになり、バッテリーの浪費が抑えられます。

長いバッテリー寿命に加えて、高速充電サポートも備えており、60秒充電すれば1日使用可能な充電をしてくれます。

ソフトウェア

ソフトウェアをダウンロードして、マウスのカスタマイズをすることができます。

基本的にはデフォルトのままでも問題ないと思います。

わたしはジェスチャーボタンの機能割り当てをボリューム操作に変更しました。

あと、エクセル使用時に、親指で操作する「戻る」「進む」ボタンでシートの切り替えをしたかったので、

キーストロークの割り当て機能を使って、エクセル使用時は「Ctr+PageUp」「Ctr+PagDown]を割り当てました。

 

Logitech MX Master 2S

M950との比較 デザイン 機能

デザイン的に大きく違うのは、中央から、クリックボタンへの傾斜が2Sは急で、M950はなだらかです。

最初に触ってみて違和感があるのはこの傾斜の差ではないでしょうか。

どちらが良いかと言われれば、M950の傾斜の方が慣れもあるかもしれませんが、好みです。

右側の斜面は2Sは滑らかなのですが、M950は引っかかりがあるデザインになっています。

引っかかりがある方が滑らないので操作はしやすいですし、重さも軽いように感じます。

実際にはM950の方が147 gと2g重いのですが、この引っかかりのグリップ感で2Sの方が重く感じてしまいます。

機能的にはM950は真ん中のホイールを左右に押すことでボタンの機能があったのですが、2Sには有りません。

代わりにジェスチャーボタン機能が与えられてます。

総ボタン数が2つM950の方が多いわけですが、ジェスチャー機能を含めれば2つ2Sの方が操作できる機能が増えています。

さらに水平スクロールも追加されているので2Sの方が操作できる動作が豊富です。

親指で操作する「進む」「戻る」ボタンが水平スクロールボタンの隣にあるのでM950 だと指先で操作していたのが

2Sだと指の腹で操作するような感じになります。

底面の摩擦面が2Sの方が少ないので、操作は2Sの方がスムーズにできます。

結論

ゲーミングマウスに比べれば軽量または見栄えの良いデバイスではないかもしれませんが、使用中の快適さについての問題ありません。

価格的には少し高いのかもしれませんが、それに見合った性能を持っていると思います。

操作の精度から、FLOWシステムを介したマルチコンピューターのサポートまで、MX Master 2Sには多くの魅力があります。

M950と比較しても、個人的には操作性に関するデザインはM950の方が好みですが充電機能含めて機能的には2Sに軍配があがると考えています。

買い換えの候補としては申し分ない製品となっています。