WordPressでブログを書いているわけですが、サイトのデザインだとかSEO対策だとか、無料のテーマを使うより、有料のテーマを使った方が効率よいのでは?と思うようになりました。
無料テーマ「Cocoon(コクーン)」を使っていたのですが、デザインの面でもう少しかっこよくしたいなと言うのが有料テーマへの切り替えのきっかけでした。
いざ有料テーマを何にしようかと選び出すと、候補が2つに絞られました。
「JIN(ジン)」と「 THE THOR(ザ・トール )」です。
JINはかわいらしい感じ、THE THORはおしゃれな感じ?
JINを使っている人が結構いるみたいだったので、あまのじゃくなわたしはTHE THORに決めました。
お値段は多少THE THORの方が高いのですが、それだけの価値があるはず。
では、THE THORをインストールして、Cocoonと比べてどうだったのか、辛口でレビューしてみたいと思います。
THE THOR の良いところ
デザイン
良いところ、それはデザインです。
デザインの幅が多いと言うことです。
色々なパーツを自分好みに設定することが可能なので、自分の思ったデザインのサイトが作りやすいなと思いました。
ただ、色々ともったいなく感じるところもあります。
Cocoonに比べればカスタマイズの幅は大きいのですが、自由が利けばその分細かなところにも目が行くわけです。
そうすると、ここもいじれると良いのにな~という欲が出てくる分、それが不満となりやすい。
なので、自分で色々とスタイルをいじれる人にとっては凄く良いテーマです。
いじっていると楽しくなるし、納得いくデザインが自分で作れます。
SEO対策
これはまだ実感はしていないけれど、
ザ・トールは、圧倒的にSEOに強く・抜群に上位表示されやすい「究極のSEO最適化テーマ」です。
HTML5+CSS3による最新のコーディング・検索エンジンに優しい構造化マークアップに対応。検索エンジンから評価されやすい内部構造を徹底的に追求しました。
また、革新的な高速表示技術・最先端のSEO機能を装備。テーマ自体に十分なSEO対策が施されているため、SEO対策用プラグインも必要ありません。
内部的な話なので、Cocoonと比べることはできませんが、有料なりの価値があると信じるしか無いですね。
THE THOR への要望
TheThorにしてからの気になった点を挙げていきます。
サイトを作っている上で思ったことを素直に書いているので、THE THOR最高!って思っている方には気分が悪くなるかもしれませんが、改善されればもっと良くなると思うのでメモを残しておきます。
フッターのデザインの設定が無い
デザインの自由度が高いといろいろなところをいじりたくなるのですが、フッターの背景色を変える設定項目が無いんです。
背景黒に白文字固定です。
CSSクラスでいじれば変えられますが、せっかくの有料テーマですから、ヘッダーの色が変えられるのならフッターも変えられるようにして欲しいです。
フッター部のメニューの文字色も変えられないのでこれも変えれたら良いなと思いました。
THE THORはデザインが凄い、すぐにプロが作ったデザインが使える。
という謳い文句で着せ替え能というのがありますが、正直、たった9種類のデザインで個性的なサイトがすぐにできるかどうか疑問です。
結構ガチッと決められているデザインなので、下手に崩せないし、下手にいじれないし、最初から自分で決めた方が良いような気がします。
Cocoonにもテーマの着せ替え機能があって、一般の方がデザインを作ってアップしたのをみんなが使えるのですが、こちらはシンプルなデザインが多くて使いやすかったです。
ただし、カスタマイズはあまりできないので、デザインを極めるならTHE THORです!
プロフィール画像アップ機能がない
「ユーザー」→「あなたのプロフィール」の設定画面で自分のプロフィール画像の設定があるのですが、そこが「 Gravatar でプロフィール画像を変更できます。 」ということで、Gravatarに登録しないとプロフィール画像が設定できません。
Cocoonはデフォルトで画像をアップロードできたのですが、THE THORではプラグインを入れないとできないみたいです。
わたしは登録が面倒だったので「 WP User Avatar 」というプラグインを入れました。
カレンダーの見た目がシンプル
アーカイブ用のカレンダーがウィジェットにあるのですが、ほんとにシンプルすぎてカスタマイズができません。
デザインが良いサイトにこのデフォルトのカレンダーではカレンダーは使うなと言っているような物。
もうちょっとカレンダーにも目を向けて欲しかった。
わたしはサイドバーにカレンダーを設置してありますが「 Archives Calendar Widget 」というプラグインを使用しています。
目次がシンプルすぎ
投稿記事に目次を表示させられる機能があります。
が、目次のデザインを変えることができません。
非常にシンプルすぎて、デザインされた投稿ページにマッチしません。
Cocoonでは、メニューのデザインもカスタマイズできました。
無料なのに恐るべし。
ただし、CSSで変更は可能なので、わたしはCSSいじってデザインを変えてあります。
こちらのサイトを参考にしました。
【コピペだけ!】THE THORの目次をおしゃれにカスタマイズ!
画像ギャラリー
Cocoonでは標準でスライ機能が使えたのですが、TheThorでは、WordPress標準の機能でカスタマイズできません。
ギャラリーのスライド機能を加えたかったのではプラグインを入れました。
「Easy FancyBox」というプラグインです。
インストールするだけでポップアップしてスライドボタン付きのギャラリーが編集画面のギャラリー追加から作成できます。
吹き出しが使いにくい
吹き出しがデフォルトの吹き出しの2種類の画像しかパターンとして持てません。
Cocoonは何種類か登録ができで、吹き出し挿入時に選べました。
しかも「 Gutenberg 」のブロックを追加する項目にCocoonオリジナルのボックスがあって、そこから挿入できるのですが、TheThorは基本的にクラシックエディターからの挿入になるので、ちょっと使いにくい。
加えて言うと、見出し等のスタイルが編集画面で反映されていなかったものが、クラシックエディタを有効にすると反映されるようになりました。
まとめ
いろいろ言いだすときりがないことに気づきました(;’∀’)
- デザイン的には凄く良い!
- パーツのデザインを細かく設定できる!
- SEO対策抜群!簡単!
- 色々できる&有料ゆえに細かい注文をしたくなる!
ということでしょうか。
SEOやアフィリエイト関係ですごく頑張って作ってあるのだろうけれど、肝心のブログを書くためのユーザーインターフェースにもう少し使いやすさを追求してほしいと思いました。
クラッシックエディタありきの編集しかできないのでは、使いにくいです。
「 Gutenberg 」に対応していってほしいと思うのですが、バージョンアップの頻度が遅い。
バージョンアップの予定があるかどうかも謎です。5月22日から音沙汰なし。
そういう意味ではCocoonって無料の割には使いやすいテーマなんだと改めて思いました。
あと、会員フォーラムの管理人がボランティアって、有料のテーマなのにどうなのかなと思いました。